シカゴ郊外で犬達と暮らすちょっと、古くなったお姉さん日記 | TOP > ARCHIVE > 2012年03月
2012.03.30 (金)

一晩考えた。。。

昨日の晩。。良く考えてみた。。
自分に起きる事には全部意味があるのは、今までも実証済みなのだよ。

2月に私が今まで掛かった事のなかった肺炎になり、あれも、病院にボランテアに行った後だった。

年末からラスベガスに行って、疲労して免疫力が落ちていたのは確かだ。

だが、掛かってしまった。

そして、今回はJr.の歯のインフェクションで相当免疫力が落ちたところに、このバクテリアを拾ってしまったと言う事なのだ。
それにしても、抗生物質でも排除できないバクテリアがあるなんて。。。

Dr.Johnsonが昨日獣医さん用の、このバクテリアについての、学術書のコピーをくれて、良く読んで決めなさいと言ったのだが、そこには、

”Treatment of healthy carriers is not recommended because there is no evidence that is effective or needed, both from animal health and public health standpoints."
"Limits the chance of efficacy and could simply increase antimicrobial resistance"

とも書いてある。
要は、健康なキャリアは、トリートメントしなければならない証拠がない。

そして、抗生物質の乱用は、抗生物質が効かなくなる可能性がある。

症状が出て病気の犬を治療するために使う抗生物質を健康体に使うと攻撃して病気になってしまうと言う事なのだ。
一般的に、普通はこういう検査を犬達にしないから、沢山の犬猫がキャリアであっても飼い主は知らない。
もし、血便、吐く、高熱などが出る症状が出た時に、初めて検査するようなレベルらしい。。。

しかし、病院では、”Infection Contorol"というのを厳密に行わないと、もし、何か起きた時に、大変な問題となるのだ。
それで、このバクテリアを神経質までに、検査する。

やっぱり。。。Jr.はリタイアさせようと思う。

苦しい思いをさせたり、健康体を害してまで、治療は受けさせたくない。

このバクテリアをドッグパークで拾ったのか、病院内で拾ったのか、どこで、拾ったかは判らないのだが、ドッグパークが疑わしいから、行ってはいけないと言われても、行く事は止められない。

毎日、あの大フィールドで友達犬達と駆けまわる幸せを奪う事は出来ない。。。

そして、今年に入って肺炎、Jrの手術、バクテリア問題と続くのは、病院に出入りをするのを止めなさいというお告げかもしれないな。

Jr.と二人三脚で頑張って来たセラピードッグのボランテア。
人にご奉仕したい私と、神が与えてくれたJr.という類まれなく賢い犬とのコンビネーションで、本当に色々経験した。
のべ2千人以上の患者さんを回り、見ず知らずの人達と話をし、Jrは病院内でも人気者だった。

もう、いいかな。
私のエゴでJrを振り回すのは、止めよう。。。

そうそう、映画を見た。

nim 002

借りた時は、”Planet of the apes"のような、映画かと思ったのだけれど、ドキュメンタリーだった。

1970年代に、チンパンジーに人間の言語を手話で覚えさせてコミュニケーションを取ろうと言う実験が行われてた。
生後間もないチンパンジーを人間が人間の子供のように育てて、家の中で一緒に暮らす。
洋服を着せ、おしめをし、トイレトレーニングまでやった。
チンパンジーは”NIM"という名前をつけられて”Project NIM"という実験が始まった。
チンパンジーはドンドンと手話を覚えて行き、マスコミにも度々登場して、時のアニマルとなり、実験も大成功かと思われていた時に、面倒を見ていた女性の顔に噛みついてしまう。

そこから、プロジェクトは頓挫。
アニマルサンクチュアリーに送られて、他のサルたちと檻の中に入れられるが、それまで、人間に人間の子供として育てられてNIMは大変な目にあう。
そのうちに、全部のチンパンジーは、動物実験用に売り飛ばされる。

(今は、化粧品でも薬でも動物実験はしていませんと但し書きをつけないと、動物愛護団体から大変な攻撃を受けるけれど、1970年代は平気で動物実験をしていた。)

だが、一人の関係者がNIMを動物実験に使うのに反対し、7500ドルで買い戻し、また、他のサンクチュアリーに入れられるが、他にチンパンジーもサルもいないため、大きな檻の中で、たった一匹で孤独に耐えなければならなかった。

長年実験に携わっていた人達はNIMに接触してはいけないと言う事になっていたのだが、当時学生だった人が数年ぶりにNIMに会いに行くと、ちゃんと覚えていて手話でコミュニケーションを取ってくる。

結局、その後、改善もあり、26歳まで生きて、2000年に心臓マヒで亡くなったのだと言う。

NIMの人間たちに利用され、翻弄された26年間のドキュメンタリーだった。。。

人間は残酷で、自分勝手で、
利用価値がなくなれば、平気で捨てる。。。
多分地球上最悪の動物だと、つくづく思った。
後半は、涙なしには見られない。
NIMの26年の生涯の記録であった。。。
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