シカゴ郊外で犬達と暮らすちょっと、古くなったお姉さん日記 | TOP > CATEGORY > セラピードッグ
2017.05.28 (日)

今日のセラピードッグ達

今日はいい天気であった。
月曜日がメモリアルデーなので、世の中は3連休。
昨日は大雨の中、JPAPAが道が大渋滞で帰るのに時間が掛ると電話してきたのがウソのよう。

今日も元気に出勤してまりました。

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よ、男前!
最近、いぶし銀のような人間で言えば、ロマンスグレー(死語?)な落ち着きが加わり、お母さんにとっては、原田芳雄なのだ。

惚れ惚れしてしまう。。。
自分の犬なのに。。。馬鹿だ。。。

さて、今日のメンバーは

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ミックス犬のチャーリー。
写真を撮るのに慣れてきて、ちゃんとポーズしてくれる。

そして、

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ゴールデンのコビー
なぜこんな顔をしているかというと、チャーリーにガオをやられて、困ってしまったのだ。
どうも、オフィスの中にJrとチャーリーが先に入っていて、チャーリーはJrが大好きなのだよ。
きっと仲間に入るな、という気持ちだったんだろうな。

今日は2フロアーを回ったが、
一人のお婆ちゃんが御大喜びで、はじめっから泣きっぱなし。
Jrが椅子に横になり頭をベッドの上に載せると、いとうしそうに、ずっと撫でていた。
「私の犬を思い出すわ」
「まあ、どんなに犬ですか?」
「今のコンドに移った時に。。。仕方がなかったのよ。。。あれしか方法が。。。」
と言って涙をぽろぽろ。

余り話したくない事だったらしいので、それ以上は聞かなかったが、
来てくれてありがとう、ありがとうとずっと言い続けていた。

看護婦さんも一緒で、
「Jrは今年で10年、セラピードッグをしている」と言ったら、
他の看護婦さんを連れてきて
「Jrを見て。この子はプロフェッショナル」と言ってくれた。
「まだ引退はしないけれど、朝、Jrがもう病院に行きたくない、と言ったら、その日が引退の日です」

その次の患者さんは鳥を飼っているという。
Jrが何でも時間通りにスケジュールで動くのを好むと言ったら、鳥もそうだというのだ。
携帯で写真を見せてくれた。
オレンジやグリーンの極彩色の鳥たち。
「アマゾンの鳥みたいですね。」
「中には南米から来た子もいるわ」
「何羽いるんですか?」
「26羽」
「それは凄い」
とひとしきり鳥の話を聞かせてもらった。

そしてその次の患者さんはお爺ちゃん。
リストに名前はなかったのだが、娘さんが部屋から飛び出してきて、訪問してほしいとリクエストだった。

お爺ちゃんは何か肺の病気なのか絶えず、何かを吐き出していたのだが、Jrがベッドの横に行くと、顔がパッと明るくなり、嬉しそう。
「訓練するのは大変だったのか?」
「いえ、この子はシェルターから生後2か月でアダプトしましたが、その前の犬の生まれ変わりだと思う程、子犬時から何でもできて、何でも理解していたので、生後3か月位からトレーニングしましたが、大変ではありませんでしたよ」
「僕も今まで沢山犬を飼ってきたが、最後の犬はコッカスパニュエルだったんだ。トレーニングしないのに、僕から離れず、ヒールと言えば、ついてくる。車に乗るのが大好きで、助手席に乗って必ず前足をダッシュボードに載せて、喋るんだ。僕とコミュニケーションを取ろうとしていたよ。僕もあの子の言う事は理解していた。早く車を出せ、ドライブに行こう。楽しいね、とかね」
「そうですよね。犬は、コミュケーション取ろうとしますよね。こちらが理解しようと思ったら、こんなこと考えているんだな、ってわかりますよね」

そのほかも色々回って、今日も頑張りました。

昨日の、Jrが何か言いたそうにお母さんの顔色を窺ったり、ガレージの前で立ち尽くした意味が判ったのであります。
あれは、
「ちょっともう少し歩かせてよ。僕、う0こしたいんだよ」でした。
午後の散歩で、大量に出たので、我慢していたようです。

さて、帰ると、JPAPAが”A DOG'S PURPOSE”を一人で観ておりました。
私が先に観てしまったので、いない間に観なさいと言っておいたのです。

JPAPA。。。泣いちゃって、ハナをすすって、チーンしていました。
でも、泣いているのが恥ずかしくて、泣いてない振りしたりしておりましたが、鼻をかむ回数がどんどんと多くなり、時々目をこすっておりました。
「いい映画だったでしょ」
「まあね」
泣くのは、恥ずかしいのかい?

というわけで、おじさんも思わず泣いてしまう映画ですので、もしご覧になるときは、テイッシュの箱を忘れずに。


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2017.05.14 (日)

今日のセラピードッグ達

やっといい天気。
今年は例年よりずっと気温が低いのだそうだ。
今日も、病院は静かであった。

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昨日またシャワシャワをして、今朝、どうかな?と思ったが、Jrはやる気満々。
ジーさん犬、まだまだ、引退はないでしょう。

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今日のメンバーはイエローラブのマリー。
エレベーターの中でも、犬たちはちゃんとお互いの間に距離を持ってお座りします。

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エアデールのトルーマン。

ハンドラーはご夫婦。
仲がいいのよ。一緒にセラピードッグの仕事をするなんて、素敵だと思う。

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 出発前に会議。
マリーのハンドラーもトルーマンのハンドラーも、そして私も、
「このボランティアをして本当に良かった」と思っている。
皆、この素晴らしい犬たちが起こした奇跡のストーリーを持っているのだ。

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沢山の患者さんを回ったが、一人の患者さんの話。
部屋に行くと大喜びで、Jrを撫でまわし、いい子だ、この子が大好きになったと褒めてくれた。

「実はね、私は犬を1週間前に亡くしたばかりなのよ」
「え。。。それは、悲しい事です。どうしたんですか?」
「自分でチョーカーで首を絞めてしまって死んだのよ」
「えええええーーーー」
「私がバケーションに行っている間に、裏庭にリードで繋いであって、興奮しやすい子で、多分近所の人が通って興奮して首が閉まったのだと思う。でも、私はバケーションに行っていて、夫に世話を頼んであったのに、犬はタフだから、とそのままにして、亡くなってしまったのよ」
「それは。。。」
「フレンチブルドッグとテリアのミックスで11歳。家に帰ると大喜びしてくれるのはあの子だけだった。私が寝るときには一緒に寝て、本当に私の宝物だったのよ。。。でも、夫は”たかが犬”と考える人で、あの子がどんなに私にとって大事な子だったかなんて、判らない人なの。もう。。。犬は飼わないわ。こんなに悲しい思いをするんだから」

今までで聞いた話の中で、一番悲しい話だった。
自分がバケーションに行っている間に、そんな亡くなり方をするなんて。。。

犬たちが患者さんをセラピーしている間、患者さんの話を聞くのもセラピーの一部。

これからも、Jrに元気で居てもらい、一緒に患者さんを回りたい。

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帰りに青空の下、ロールスロイスを拝見いたしました。
メンテナンスは高いのだろうと貧乏人は思ったのでございました。
 
2017.04.30 (日)

今日のセラピードッグ達

今日もお仕事だったのだが、また冬に舞い戻ったように寒かった。
夜には雨になるというが、雪が降ってもおかしくない。
多分気温5度くらいだったんじゃなかろうか?

駐車場の傍に花が咲いていたが、水仙だ。
普段は3月には咲いているのだから、今年は花が咲くのが遅い。

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今日のメンバーは、
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あの耳が聞こえなくて片目のMalaちゃん。
本当に凄い子だと思う。

そして、初めて一緒になった子。
名前が思い出せない。

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「シュナプーですか?」と聞いたら、
「ビーションプーだけど、セントバーナードとグレートデンも入っているかもしれないよ」

多分冗談だと思うが、ミックス犬の場合は、何が入っているかは判らない。
DNA検査が一時期流行ったが、あれは、結構適当だったらしい。
聞いた話によると、DNA検査をしたら、自分の犬と似ても似つかぬ結果が出たので、文句を言ったら、また違う結果が出て、それもちっとも自分の犬に当てはまらない。
そこで、また文句を言ったら
「アメリカの犬種60種類のDNAデーターしかないので、それに当てはまらなければ、きっと外国の犬でしょう」

ナーニ言ってんだか!

今日は病院は静かで、セラピーを希望する患者さんも少なかったため、1時間ほどで、Jrの割り当ては終えてしまい、早めに病院を出た。
突然、寒さのため、おでんが食べたくなってしまい、日本のスーパーで材料を買ってきた。
へへへ、今日はゆで卵と大根と。。。おでんデイナーだ。

さて、昨日のシャワシャワビデオなんだけど、もしかすると気が付いた方もいるかもしれない。
Jrにシャワシャワというのとチチにシャワシャワというのでは、ニュアンスが全く違うのだよ。

Jrはシャワーが大好き。
シャワーの次の日は仕事なのを知っているので、さっさと喜んで、バスタブに入る。
気持ちがいいらしいのだ。

だが、チチは実はシャワーが大嫌い。
出来れば逃げたいのだ。
そこで、優しく言ってやり、バスタブに入ったらほめちぎる。
バスタブに入る時も、ヨイショヨイショとバーさん犬のようだが、本当はジャンプできるのに
「あーーー、ヤダヤダ。シャワーしたくない。でも、お母さんが言うのでいう事は聞くけれど、この後に沢山おやつは貰えるんだよね」という気持ちの表れなのであります。

面白いよねえ。。。同じに育てても、全く違う性格で、見ていると何を考えているのか、手に取るようにわかるのよ。

というわけで、今日も一日良い日でありました。
 
2017.04.09 (日)

今日のセラピードッグ達

Jr.は3月は丸々休んだため、久しぶりの仕事だった。
だが、メールが来て、他の犬たち、4匹テストして3匹が陽性結果が出て、仕事を休まなくてはならなくなったという。
こんなに一度に大量の犬たちが検便で陽性になるという事は今まで一度もないのだから、自然界で、何か起きている可能性がある。

Jr.が働けなかった時に、他の犬たちがカバーしてくれたので、今度はJrの番。
来週も、他のメンバーのカバーをすることになった。
4月は毎週忙しくなった。

さて、いつも一緒になるイエローラブのマリーが同時に到着。

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やっと、少し春らしくなった。
コートなしでOKは嬉しい。

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今朝も5-7時で、JPAPAと走ったので、少しお疲れ気味のジーさんドッグ。

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オフィスに着くと、もうすでに、Cubbyというゴールデンリトリバーが来ていたのだが、全身の毛を夏カットで、超ショートにしてあるため、ラブラドールか?それとも新種のミックス犬か?と思うほどの、容貌。

でも、可愛くて、思わず頬が緩んでしまった。

そして、もう一匹は、オーストラリアン シェパードのMara.
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おーい、元気かい?とJrが傍に行った。

この子は目が一つない。
「以前Maraの話、聞きましたっけ?もう一度聞いていい?どうしたの片目」
「この子は、私が初めてフォスターした子だったのよ。4歳で、心臓に虫が付き、目は多分生まれつきの片目。そのうえ、耳が聞こえないのよ。フォスターしている間に、心臓に付いた虫は、シェルターがお金を出してくれて、駆除したんだけれど、預かっているうちに、離れられなくなってしまったの。生まれつきの片目で耳が聞こえない犬をアダプションに出しても、なかなか里親は出てこない可能性がある。もう、家に数か月いて、Maraも自分の家だと思っている。それで、正式に引き取ったのよ。物凄く頭がいい子で、こうやってセラピードッグにもなれたのよ」
「まあ、それは凄い。ところで、耳が聞こえなくて目が片方しか見えないのなら、どうやってトレーニングしたの?」
「ハンドサイン。こちらを見てくれれば、ハンドサイン。でも、見ていない時は耳が聞こえないから、感覚かしら?」

本当に感動した。
目が見えて、耳も聞こえて、五感全部が揃っていても、セラピードッグになれない子たちは沢山いる。
こんなにハンデイを背負って生まれてきて、前の飼い主にハートウオームの薬も与えられなかったから、心臓に虫が付き、こんなに苦難の連続を乗り越えてきて、今は、病院で働いている。

人間も、見習わなくては行けないね。

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ゴールデンは先に出発したので、3匹で、出発前の会議をした。

今日もジーさん犬は頑張った。
 
2017.02.26 (日)

昨日のセラピードッグたち

寒かった。。これが普通なんだが、あの異常な陽気にすっかり慣れた老体にはコタエタ。
朝からチラチラと雪が降り、風が吹くと横殴り。
仕方がないのよね、2月なんだもの。

さて昨日もお仕事だったJr.

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建物に入るまでは、これから仕事だという、きりっとした顔なのだが、患者さんを回り始めると、顔が変わる。
プロフェッショナル!

今日のメンバーは、

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イエローラブのマリー。

マリーはどうやって家族になったのか・とハンドラーさんに聞くと、シェルターから引き取った人が、アレルギーを起こしたと言って、シェルターに戻すという話を聞いたのだという。
今回2回目の戻しになると、次は殺処分が待っていた。
ハンドラーさんは、だったら、自分が引き取るとマリーはシェルターに戻されるのを回避したという。

良い犬なのだ。勿論セラピードッグになる位だもの。
本当に良い犬なのだ。

結局犬は飼い主を選べない。
どんなに良い犬でも、可能性が沢山ある賢い犬でも、飼い主になった人がそれを見抜けず、ダメ犬だと勝手に烙印を押せば、次は恐怖の殺処分。

こういう子が沢山いるんだと思う。
そして、その中で本当にラッキーな子たちは、マリーのように寸前に引き取られ、彼女の賢さや可能性を見抜いてくれる。

”Rescue me"というドキュメンタリー映画があるのだが、ある団体は、シェルターから可能性のある賢い子たちを引き出し訓練して、戦争から帰ってPTSDになってしまった元戦士たちにサービスドッグとして渡している。
心に傷を負った犬たちは、戦争で心に傷を負った戦士たちの気持ちが判るのだろう。
不安発作が起きる前に察知して、知らせるというのだ。

なるほどなあ。。。勝手にマリーは血統のいい犬でブリーダーからの犬だと思い込んでいたが、そうなのか。。。と考えてしまった。

次のメンバーは、ニューファンドランドのスーラ

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大きい!!125パウンドっていう事は、56K位?
私よりもずっと重いのだ。

巨大なぬいぐるみみたいで可愛い。
体重はJrの2倍だけれど、一緒に並ぶと4倍くらい大きく見える。

寿命の話になり、セントバーナードは大体8年だけど、ニューファンドランドはどのくらい?と聞いたところ、10年位だという。スーラは2010年生まれだから今年7歳。
まだまだ、大丈夫!

ハンドラーさんはスラッとした元モデルさんのような体系なのだが、今度会ったら、どうしてニューファンドランドを選んだか、理由を聞いてみたい。(犬と飼い主はそっくりな場合が多いのだが、スーラと飼い主さん似ていない。もしかすると家族の誰かが、スーラに似ているのかも?)

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出発前、オフィスの前で、井戸端会議。
このころになると、Jrの目つきが変わってくる。
柔らかく優しくなるのだ。

今日はインテンスケアーとクリティカルケアーを受け持った。

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この患者さんはまだ27歳の女性だったが、心臓の手術をしてリカバリー。

今日もJrは頑張りました。

皆にJr.は何歳?と聞かれるので、
「12歳}と答えると、Jrは全然12歳に見えない。
若い!と言われ、自分が言われたような気になって、嬉しかったのであった。

バカだねえ。。。全く。。。